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WEBコミュニケーション講座

LESSONc-38
聞くことの実相

38 聞くことの実相

話を直接聞いた人が、「よかった。いい話だった。こうこうこういう内容だったんだ」、と言うのを耳にした話した本人は、「そんなことを言ったわけではないけどな?」と受け取り方の違いにとまどうことはしばしです。また、言った言葉や話が正しく伝わらなくて、ずいぶんと誤解されていたなんてことも、みなさん多少なりとも経験がおありだと思います。

  話した人の内容がAだとしたら、Aそのままに伝わることは非常に難しいと思うのです。Aに色づけされてA´になったり、Bに近いAに変ったりしているのがほんとうのところです。政治家や有名人はこの問題(話したことがそのままに伝わらない)に心を痛めていることでしょう。

  自分はしっかり相手の話を聞いたと思っていますが、聞くという行為の実の相(すがた)は、自分の先入観、理解力、経験、知識といったフィルターを通して捉えた話なのです。「これがあの人の言った話」とは断定できません。ましてや中途半端な聞き方ですと、いっそう話しに歪が生じてしまいます。

  聞くというのはそれだけ難しいのです。正しく聞くには、雑念を起こさないようにして、聞くことに集中する必要があります。話によってはメモをとらないで直覚で聞くのがいいのです。メモをとりながら聞くと頭脳的な働きが盛んになり話の深いニュアンスや味わいを捉えることが出来なくなります。すぐれた人の話には、発せられる言葉のなかに言葉ならぬパワーが隠されているのです。


WEBコミュニケーション講座

1コミュニケーションとは2聞く力をつける
3会話の所作4目的意識をもって
5会話に大切な三要素6コミュニケーションと心の力
7自分をしっかり表現8自分の話し方・その原点
9成熟したコミュニケーション10ささいが、ただ語調の鋭さで

11言葉で勝って何を得る?12言葉による束縛は反抗を生む
13楽しい本来の会話14内的コミュニケーション
15会話の苦手な人16そのままの自分
17不快感は伝染する18雑談の効用
19話し方(自己犠牲タイプ)20話し方(見栄張りタイプ)

21初対面の人に緊張22心をつかむ話し方
23ことばの奥ゆかしさ24客観的に自分をとらえる
25メールに乗った感情26自然体であること
27会話・その奥へ28家族と心が通じない
29会話のバランス30友が去る1

31友が去る232友が去る3
33ほめれば心が開く34自分が自分であること
35何でも話せる相手36食事における会話
37つながり38聞くことの実相
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