初対面の人と会ったときに緊張するという人は結構います。なかには初対面の人にかぎらず人づき合い全般に疲れるという人もいますが、
人とのコミュニケーションに疲れる、苦手だという人は、自分のなかに心を閉ざしている部分があるからなのです。

初対面の人にかぎらず人間関係全般に疲れる人は、それだけ心を閉ざしている部分を強く抱えているのかも知れません。もちろんそれだけが原因ともいちがいには言えません。コンプレックスなども原因である場合もあるでしょう。
初対面の人とのコミュニケーションさえ何のくったくもなく自然とこなしている人がいます。こうした人は心によけいな構えがありません。自分の心を開いているから、構える必要がないのです。緊張するのは、自分を見すかされたり、ボロを出すのではないかとか心を閉ざし、構えるからなのです。
コミュニケーションの能力を高めようとスキルや話し方を学んでもそう効果はありません。そうしたテクニックはかえって自分の負担になりかねません。大切なのは心の緊張を緩める方向へ自分をもっていくことです。自分が積極的になるには、心の緊張を緩め、自分を拡大する方向へもっていかねばなりません。
それには閉ざそうとする自分の心を開いていくことが不可欠です。初めからすべての人に自分の心を開いていくことなどできません。
たった一人の人でいいですから、自分の心を開いて、自分の弱い部分、あるいは傷ついている部分、触れられたくない部分などを話し、深く心の交流をする必要があります。
隠そうとする心から解放されることが、緊張を緩めることであり、自己拡大となり積極的な自分を取り戻していきます。コミュニケーション能力を高める元はここにあります。カウンセリングを利用するのもいいですね。