人の話を聞いていて、ダラダラとした話や、同じことの繰り返えしを聞かされることほど嫌なものはありません。人に話をするということは、人の貴重な時間をいただいているわけですから、嫌な思いだけは与えないようにしないといけないですね。

そのためには引き締まった話をするのがとても大切です。話の中の無駄を省いて省いていったとき、話が引き締まってきます。
3分スピーチは、話から無駄を無くすいい勉強になります。何しろどんな話題でも3分以内にまとめなくてはなりませんので、少しの無駄もゆるされません。無駄な話を削り取って、それでいて自分の言いたいことをしっかりと話さなければなりませんので、ずいぶんとスピーチが引き締まってきます。
無駄を省くポイントをあげてみます。
■ | 話の間口を広げない。 | (話題を一つにしぼる) |
■ | 言いたいことを箇条書きにまとめる。 | (優先順位の上位だけを話す) |
■ | 必要なことだけを言う。 | (言い訳や結びの決まり文句をはぶく) |
言いたいことの全てを話したいものですが、その結果、話が長引きます。
言いたいことを全て話しても、聞いてる人の心にあまり印象が残らなければ話した意味がありません。自分の言いたいことの何割かは我慢しても、聞く人の心に自分の話がすっきりと入っていく方がいいのです。